【 マーケターの眼 】 タワマン批判について
タワマンに対して賛否両論が存在する。
タワマン批判でなんとなく説得力もありそうと思えるものは、「高層階の子どもは地に足がつかない子が育ちやすい」、「出不精になる」、「流産しやすくなる」というあたり。
高層階は、確かに人類の長い歴史において、地面から離れてそのように高い場所で生活したことがないので、何かしら身体に影響を与えている可能性はあると思う。
しかし、見るに耐えない批判もある。
タワマンを成金の象徴のように思い、単にルサンチマン的に感情に任せた批判。
批判というか「お前のかーちゃん出べそ」レベル。
己の人間性の低さに気づかない醜いものだ。
相手にするだけ時間の無駄。
自分の妬みを単に転化しているだけ。
タワマンについては、英国なんかは健康被害の観点から建てられていないのに、日本のタワマン民だけが誇らしげに住んでいる、というような話は、上記の話の混合のようにも思える。
海外でタワマンを敬遠している国があるのなら、それは何かしら科学的根拠もあるのだろう。
しかし、一方で、高層建築に健康を害する危険性があるのなら、高層オフィスビルも同様ではないだろうか。
なぜタワマンはNGで、高層オフィスビルはOKなのだろうか。
生活時間で考えたら、オフィスビルで勤務時間の大半を過ごすとすると、一日のそれなりの時間いることになる。
結構大きな健康被害を受ける想定になるが問題ないのだろうか。
ドバイの高層オフィスビルなんて入れたものではなくなるだろう。
ルサンチマン的なタワマン批判者が分かっておらず、タワマンに住んでる側が選ぶ際に考えていることがある。
それは「駅に近い」ということ。
駅に近い場所は、当然地価が高い。
皆が楽したいので駅の近くに住みたがる。
(商業の街で駅前が汚いところは除外して)
複数の路線が走っていたり、特急や急行が停まる駅ならなおさら住みたい人間は多い。
皆の住みたい需要を地価が高いところで満たそうとすると、必然的に高層化するしかない。
タワマンを選んで住む人間の大半は、タワマンがステータスというような歪んだ考えよりも、会社に通うのに不自由しない駅の駅近タワマンを選んで購入しているだけだろう。
あと、笑える話として、マンション内カーストという話があるが、想像力たくましいルサンチマンとしか言えない。
地価は街で色があるので、その街に住む時点で購入できる資金力は大差なくなる。
確かに高層階は高いが、同じ金額でより高い街の低層階を買わないのであれば、生活レベルは大幅に変わるようなことはない。
タワマンのデメリットは、おおむね以下のようなものになる。
・修繕積立金が高い。
・管理費もマンション内施設が多く割高。
・販売時の修繕計画はわざと低い金額で計算されていて、ちゃんと修繕をすることを見込むと30年後くらいには赤字になるので、管理組合発足後に修繕計画の見直しと修繕積立金の再計算が必要になる。
・大型の地震などの災害で長期的に停電する場合は、エレベーターが止まって生活できない。
オリンピック後にタワマンの価格が下落すると言われてきた。
その可能性は否定できない。
そして、これから人口が減っていく中で、タワマンの資産価値も下がるだろう。
しかし、一部のタワマンはあまり影響を受けないと思う。
それは多路線が使える駅近タワマン。
流行りに乗って駅から離れた場所にもタワマンが多い豊洲や少し都心から外れた駅のタワマンは、これから下がる可能性が高いと思う。
タワマンを批判する人々は、もう少し地に足が付いた批判をして欲しいものだ。
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